日本は、世界各国と貿易を行っていて、毎日、いろいろな品物が外国へ輸出されたり、外国から輸入されたりしています。貿易にも、守らなければならないきまり(法律)があります。たとえば、健康で安全なくらしを害する麻薬やけん銃などは、輸入が禁止されています。また、品物を輸入しようとする人は、その品物に応じて関税や消費税などの税金を納めなければなりません。
税関は、きまり(法律)が守られ正しく貿易が行われるように、全国各地の港や空港で、外国に輸出される品物や外国から輸入される品物について申告される書類を審査したり、麻薬探知犬やX線検査装置などを使って、輸出入されてはいけない品物が入っていないか検査したりしています。
名古屋税関は、愛知・岐阜・三重・静岡・長野を管轄しています。この中には、中部国際空港(セントレア)や名古屋港も含まれています。
税関は、次の3つの使命をもとに仕事をしています。
①【安全・安心な社会を実現する】
麻薬やけん銃などの密輸阻止やテロ防止など「世界一安全な国、日本」にする
②【適正かつ公平に関税等を徴収する】
国の税金の1割を超える額を徴収する官庁として適正かつ公平に関税等を徴収する
③【貿易の円滑化を進める】
各国・各機関、企業などとの連携を深め、税関の手続きをスムーズ化するなどして、
日本の経済成長に貢献する